WEBデザイナーも最低限押さえておきたいSEOのルール

※今回はお仕事的な記事ですので、興味のない方は申し訳ありません…!

突然ですが皆さんはSEOに詳しいでしょうか。
私は全く詳しくありません…。
CEO…のような響きにも似て、「よくわからないけどコワイもの」という勝手な印象がありました。
(全国のCEOの皆さま申し訳ありません)
そんな私ですが、最近アフィリエイターの友人からSEOの基本を教えてもらったのでメモっておきます。

そもそもSEOって何?

みなさんは「優れたSEOのサイト」とは一言でいうとどのようなサイトだと思いますか。
私は何かこう、「SEOのための複雑なコードがいっぱい書かれているサイト」のことなのかなと思っていましたが、どうやら違うようです。
友人が言うには、「検索エンジン(ロボット)から見て優等生なサイト」だそうです。
SEOに優れたサイト、つまり検索した時に上位に来るサイトというのは、「検索ロボットからみて信頼できるオススメのサイト」のことなのです。
WEBデザイナーは主に「人間からの見た目」をつかさどる人々ですから、「ロボットから見て…?」と戸惑いを禁じえません。
では「ロボットから見て優等生なサイト」とは具体的にはどのようなサイトでしょうか。
順に見ていきましょう。

1)住民登録がきちんとなされており、表札もついている

サイトを作ったらまずはじめに、Google サーチコンソールというツールでGoogleというWEB業界のお役所に「こんなサイトを作りました」と登録しなければなりません。
Google サーチコンソールはSEOを考える上で必須となるツールです。Googleが巡回してくれるのを首を長くして待つこと無く、自分からクローラー(検索ロボット)を誘致することができるのです。
今回はあまり詳しくは触れませんが、サイトを作ったら必ずGoogleサーチコンソールにも登録しましょう。
また、その際には「きちんとした表札がついている」ことも重要です。
具体的には

  1. ホームタイトル(サイトのタイトル)57字以内
  2. ホームのディスクリプション(サイトの説明文)160字以内
  3. ホームのメタキーワード(サイトの検索ワード)カンマ区切りで入力(あまり長くならないように)
  4. 正規のURL(検索エンジンにHOMEがどこかを教える)
  5. noindexページの設定(逆に「検索リストに乗ってほしくない」ページを登録する)

などがきちんと設定されていることです。
ページのhead内に最低限以下を書いておきましょう。

<head>
<title>サイト名</title>
<meta name="description" content="サイトの説明文160字以内">
<meta name="keywords" content="検索ワード,検索ワード,検索ワード,検索ワード,検索ワード">
<link rel="canonical" href="正規のURL">
</head>

検索してほしくないページには、head内に以下のようにnoindexを追記して設定します。

<meta name="robots" content="noindex" />

WordPressを使っている方はAll in One SEOなどのプラグインを使えば、直接コードをいじらずに簡単に設定できますのでおすすめです。



2)軽い

Googleは「このページが優等生かどうか」を判断するときの一つの判断基準として「ページの表示速度が早いかどうか」を見ています。
Google サーチコンソールに登録しておけば、ページの速度を採点して、パフォーマンスの改善方法まで提案してくれますし、リンク切れなどのエラーなどが頻発している場合はそのことまで指摘してくれます。
Googleからは「今後表示速度が遅いサイトに対して、今までより厳しい判断を下していく」という警告まで発表されていますから、軽いページづくりを心がけましょう。

3)サイト構成がきちんと整理されている

みなさんは家の「押し入れ」や「引き出し」の中までキレイなタイプでしょうか。
私は部屋が汚れているのはストレスを感じるので嫌なのですが、押し入れの中はある程度ごちゃごちゃしててもOKというガサツな人間です。
SEO的には華やかなインテリアのおしゃれな家よりもむしろ、「どこに何があるかがわかりやすくきちんと整理された家」を目指さなくてはなりません。

たとえば全てが同じ階層で個々のページとなっていると、ロボットは「このサイトは整理整頓ができていないよくわからないサイト」だと判断してしまいます。

上の図のように、親ページ、小ページ各カテゴリー分けなどがきちんとなされたページにし、また各カテゴリーのコンテンツ(記事など)が充実していると、「このサイトはきちんと整理整頓されているし、○○についての情報が充実しているサイトなんだな」と評価してくれます。
とくに、3つから4つのメインカテゴリーがありそれぞれのカテゴリーの親ページがあって、そこから各記事にリンクが貼られているという構造が理想的だそうです。

4)文章がきちんと整っている

と言っても「てにおはが正しい」とか、そういう意味ではありません。
「データとしての文章」がきちんとしているということです。
みなさんは<h1><h2><h3>という見出しの使い方をどこまでご存知ですか?
私は恥ずかしながら「大きさ(見た目)の違い?」ぐらいにしか思っていませんでした。
しかしコードだけでページを採点するロボットにとっては、この見出しの付け方も大事なポイントとなります。

上の図のように、文章の見出しは必ず<h2>から始まり、<h2>の次に来る見出しは<h3>でなければなりません。
つまり<h2>の上に<h3>があったり、<h4>の中に<h2>があったりしてはいけません。
<h2>の次に<h3>がないのに<h4>があったりしてもNGです。
ちなみに<h1>というのはロボット的には「titleと同じ扱い」になるそうです。
一つのページに2つのtitleがあるのはNGなので、基本的に<h1>は使わず<h2>から使いましょう。

5)ボリュームがある程度ある

各ページの文字数もある程度あることが「ちゃんとしたサイト」として判断されるポイントとなります。
ブログでいえば一記事あたり2000文字以上あるのが望ましいそうです。
また記事数も多いほうが「より充実した信頼できるサイト」としてロボットから判断されます。
また、他のサイトからの被リンクが多いことも一つの信頼基準となります。
「色んなサイトがこのサイトを紹介しているからこのサイトは素敵なサイトに違いない」と判断されます。

6)他のサイトからのコピペはNG

他のサイトから記事をコピペしていると、ロボットから「このサイトの文章は違うサイトからの盗用をしている最低のサイト」として認識されてしまいます。
ロボットは何でもお見通しなのです。
盗用は絶対にやめましょう

7)何についてのサイトなのかわかりやすい

たとえば「花についてのサイト」だとしたら、記事のタイトルや大見出しなどに「花」と入れることによって、ロボットが「このサイトは花についての情報が充実しているサイトだ」と認識して、「花」という言葉で検索したときに上位に上がって来やすいそうです。
アフィリエイトサイトでない限りそこまで徹底する必要はないかもしれませんが、頭の隅に認識しておきましょう。

 

まとめますと、SEOというのは難しいコードを書くことよりも、「個々のページをキチンと作ること」が大切だということでした。
ロボットから見ても満点!のサイトを目指しましょう…!




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